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polyp大腸ポリープ手術とは?
大腸ポリープとは?
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできるポリープのことです。大腸ポリープは「腫瘍性」と「非腫瘍性」に分けられ、このうち腫瘍性は腺腫と呼ばれ、一部は大腸がんに発展する可能性があります。また、非腫瘍性のポリープも、一定以上の大きさになるとがん化する恐れがあるため、大腸にできたポリープは基本的にその段階で切除するのが理想的です。
大腸ポリープは内視鏡的切除が可能??
大腸カメラ検査時にポリープを発見した場合には、その場で切除することが可能です。内視鏡的切除は日帰りで受けていただけます。大腸がんの95%以上は、ポリープからできるとされています。そのため、大腸ポリープの段階で切除することで、大腸がんは予防することができます。
奈良県生駒市の阿部診療所では、大学で大腸腫瘍を専門的に学んだ内視鏡検査担当医(副院長)が、大腸ポリープの切除を行います。どういう腫瘍ががんに繋がるのか、どういうポリープが発がんしているのか、また、その進展度など、観察すれば一目でわかる豊富な知識・経験を持っていますので、安心してお任せください。
polyp大腸ポリープ手術の方法は?
当院の大腸ポリープ手術では、主に「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」と「コールドスネアポリペクトミー」の2つの方法で行います。ポリープの大きさ、個数、場所などを考慮して、適切な方法を採用します。当院で対応が難しい場合には、適切な専門機関をご紹介させていただきます。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
隆起がほとんどない大腸ポリープや、早期の大腸がんなどに用いられる方法です。従来の方法では、隆起がないポリープや早期の大腸がんを切除する際、腸に穿孔(穴が開く)ができる恐れがありましたが、この方法なら安全かつ確実に切除することが可能です。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)の流れ
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1.生理食塩水を注射して、大腸ポリープを持ち上げます
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2.ワイヤーを掛けて、締めつけます
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3.高周波発生装置(電気メス)より通電して切除します
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4.切除したポリープを回収し、組織検査を行います
コールドスネアポリペクトミー
電流を通電せずに、安全に大腸ポリープを切除する方法です。主に、5~10m程度の小さなポリープに用いられます。穿孔の恐れがなく、手術後の出血も抑えられます。
コールドスネアポリペクトミーの流れ
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1.大腸ポリープにワイヤーを掛けます
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2.ワイヤーを締めつけます
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3.そのまま切除して、回収し、組織検査を行います