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colitis潰瘍性大腸炎とは?
潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)とは、大腸粘膜で炎症が起こりびらんや潰瘍を伴う、難病に指定されている病気です。
現在のところ、はっきりした原因が分かっておらず、また根本的な治療法も確立していません。
ただ、治療ができないというわけではなく、適切な薬物療法や生活習慣指導などで症状をコントロールすることは可能です。
全年代に起こり得る病気ですが、15~45歳くらいの世代の発症率が特に高くなっています。
また全体としても、患者数は近年増加しています。
潰瘍性大腸炎の症状
- 下痢(軟血便)、血便
- 腹痛、腰痛
- 発熱
- 体重減少
- 貧血
- めまい、動悸
など
このような症状がありましたら、一度奈良県生駒市の阿部診療所へご相談ください。
潰瘍性大腸炎の検査
問診で症状などを詳しくお伺いした上で、以下のような検査を行います。
血液検査
炎症と貧血の程度、栄養状態などを確認します。
便検査・大腸内視鏡検査
びらんや潰瘍の程度の確認、他の病気との鑑別のために行います。
腹部エコー検査
消化器以外の臓器の状態を調べます。
CT・MRI
腸管の状態を調べるために行います。
CT・MRI検査が必要になった場合には、提携する医療機関をご紹介いたします。
colitisクローン病とは?
クローン病(Crohn’s Disease)は、大腸や小腸をはじめとする消化器粘膜に慢性的な炎症を引き起こす、難病指定を受ける病気です。
潰瘍性大腸炎と同様にはっきりとした原因が分かっておらず、また根本的な治療法も確立されていませんが、食事療法や薬物療法によって症状をコントロールすることは可能です。
なお、クローン病は、大腸・小腸以外にも、口、食道、胃、十二指腸、肛門と、いずれの消化器にも起こり得る病気であり、この点が潰瘍性大腸炎と大きく異なります。
近年は患者数が増加しており、特に10~30代の若い方に多く見られます。
クローン病の症状
- 腹痛
- 下痢、血便
- 発熱
- 貧血
- 倦怠感
- 体重減少
- 裂肛、痔瘻、肛門周囲膿瘍
など
このような症状がありましたら、一度奈良県生駒市の阿部診療所へご相談ください。
クローン病の検査
問診で症状などを詳しくお伺いした上で、以下のような検査を行います。
血液検査
貧血や炎症の程度を確認します。
大腸カメラ検査
クローン病の特徴的な症状の有無を確認します。
他の大腸の病気との鑑別のためにも重要です。
X線検査・胃カメラ検査
病変の範囲を特定するために行います。
クローン病は、口、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸で起こり得る病気です。
CT・超音波検査
腸管の腫れ・炎症の度合いを調べることができます。
CT検査が必要になった場合には、提携する医療機関をご紹介します。
colitisその他の疾患
感染性胃腸炎
細菌やウイルス、寄生虫といった病原体に感染して起こる胃腸炎です。
多くは、飲食を介して経口感染します。
また、ヒト、ペットから感染することもあります。
特に飲食を介した場合には、食中毒として集団で感染することが多くなります。
虚血性大腸炎
生活習慣病に伴う動脈硬化などを原因として、大腸の血流が障害され、炎症や潰瘍が生じる病気です。
便秘がちの女性やご高齢の方によく見られます。
突然の腹痛、下血などの症状をきたします。