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- ピロリ菌検査・除菌
pyloriピロリ菌検査・除菌はどんな方におすすめ?
- 胃がんを予防したい方
- 胃がんの家族歴がある方
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍の既往歴がある方
- 健康診断でピロリ菌の感染を指摘された方
- ご家族の方がピロリ菌に感染したことがある方
- 胃が痛い方
- みぞおちが痛い方
- よく胸焼けがする方
- 吐き気がある方
- 喉につかえ感がある方
など
ピロリ菌検査・除菌はこのような方におすすめです。内視鏡検査を受け、「慢性胃炎」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」と診断された場合、保険適用でピロリ菌の除菌治療が受けられます。気になる症状がある方は、お気軽に奈良県生駒市の阿部診療所までご相談ください。
pyloriピロリ菌ってなに?
胃がんの発生リスクを高めます
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)とは、胃の中に棲む細菌で、胃の粘膜を傷つけたり、粘液を減らして、胃酸の攻撃を受けやすくしたりします。胃潰瘍・十二指腸潰瘍の大きな原因となるほか、胃がんの発生リスクを高めることもわかっています。
ピロリが陽性の方と、陰性の方を比べた場合、陽性の方の大幅に胃がんリスクが高くなっています。また、ピロリ菌に感染し、除菌した場合でも、依然としてリスクは高いままです。さらに、ご家族がピロリ菌に感染したことがあると、ご本人様も陽性の可能性が高いといえますので、一度当院で検査を受けられることをおすすめします。
ピロリ菌の感染率
ピロリ菌の感染経路は、はっきりとわかっていません。しかし、飲み水や食事などの経口感染が多くを占めると考えられていて、上下水道が整備されていなかった時代に生まれた世代で感染率が高く、65歳以上では60~75%がピロリ菌に感染しているといわれています。その一方で、衛生環境が整備された今、若年層での感染率は低下しています。
pyloriピロリ除菌治療が保険適用となる方は?
次のような方は、保険適用でピロリ菌の除菌治療が2回まで受けられます。
- 内視鏡検査(または造影検査)で、胃潰瘍または十二指腸潰瘍と診断された方
- 内視鏡検査で胃炎と診断された方
- 胃MALTリンパ種の方
- 特発性血小板減少性紫斑病の方
- 早期胃がんを内視鏡で治療した後の方
pyloriピロリ菌の検査方法とは?
検査方法は大きく2種類あります
ピロリ菌の検査方法には、「内視鏡を必要とする方法(迅速ウレアーゼ試験・鏡検法・培養法)」と、「内視鏡を必要としない方法(抗体測定・尿素呼気試験・糞便中抗原測定)」があります。
当院では、内視鏡検査を行っていますので、まずは内視鏡下で迅速ウレアーゼ試験を行って感染の有無を診断し、陽性の場合には、そのまま保険適用で除菌治療を行います。治療後、ピロリ菌が除菌されたかどうかは、1ヶ月後の経過をもって、「尿素呼気試験」で判定します。
pyloriピロリ菌検査・除菌の流れ
1感染診断
内視鏡下で迅速ウレアーゼ試験を行い、ピロリ菌の感染の有無を確認します。
陽性だった場合
除菌治療を行います。
陰性だった場合
除菌治療は必要ありません。
2除菌治療(1回目)
除菌薬や胃の炎症を抑えるお薬を、1日2回、1週間服用します。
3除菌判定
除菌治療後、1ヶ月の経過をもって、尿素呼気試験を行って除菌されたかどうか判定します。
陽性だった場合
2回目の除菌治療を行います。
陰性だった場合
除菌治療は終了となります。
4除菌治療(2回目)
1回目の除菌治療とは違う種類のお薬を、1日2回、1週間服用します。
5除菌判定
除菌治療後、1ヶ月の経過をもって、尿素呼気試験を行って除菌されたかどうか判定します。
陽性だった場合
3回目の除菌治療を検討します(自費診療)。
陰性だった場合
除菌治療は終了となります。